Excelびっくり技6 こんなこともできたのか!

来源:百度文库 编辑:神马文学网 时间:2024/04/30 01:33:41
2008年11月20日 08時00分更新
文● 構成● 尾崎 裕子、アスキードットPC編集部
マンネリ化した方法でExcelを使っていないでしょうか。実はもっと簡単で手早くできる技があるのです。使わないなんてもったいない。アナタの知らない「新」Excel技大特集! 第3回では、よく使う機能はボタンにしてツールバーにスタンバイ! まだまだあるぞ! 第4回ではExcelの便利技を紹介します。機能同士をうまく組み合わせたり、おなじみの機能でも新しい使い方をしてみると、意外なことができるのです!
 
便利になる! Excel 改造の技ベスト3&覚えたいショートカット22――インデックス
技49――計算式を見せず数値に変える 技50――テキストボックスにセルの内容を表示する 技51――結果がマイナスになる時間計算をするには? 技52――コメントに付く名前を定型メッセージに変える 技53――リストから選んで印刷する表を切り替える 技54――ツールバーのボタンを大きくして見やすくする
技-49
計算式を見せず数値に変える
客先に見せる表などは、計算の結果だけが必要で、その計算内容は見せたくないということがあります。
その場合には、計算式によって求めた結果を数値データに変換しておくのがいいでしょう。
ただし、この操作を行なうと計算式はなくなりますから、計算の元になっているデータを変更しても再計算はされません。
[F2]→[F9]→[Enter]キーを順に押す

数値データに変換したい、計算式が入力されたセルを選択して[F2]キーを押す。続けて[F9]キーを押すと数値に変わるので、[Enter]キーで確定する 計算式がその計算結果の数値に変わる
技-50
テキストボックスにセルの内容を表示する
テキストボックスは文字を入力できる図形です。セルに関係なく文字を配置することができ、サイズや位置も自由に変更できます。
このテキストボックスは指定したセルとのリンクが可能で、テキストボックスに「セルを参照する式」を入力すると、セルの内容をそのままテキストボックスに表示できます。
セルの内容を変更すると、自動的にテキストボックスも変更されるので、常に同じ内容にしておくことができます。

ツールバーにある[テキストボックス]ボタンをクリックし、ドラッグでテキストボックスを作成。テキストボックスを選択した状態で[数式バー]をクリックし、「=」を入力。参照したいB5セルをクリックして[Enter]キーを押す 左画面で参照したセルの内容が、そのままテキストボックスに表示される
ほかのテキストボックスも同様に作成し、参照セルを入力する。テキストボックスと図を結ぶ線は[直線]ツールで描く
技-51
結果がマイナスになる時間計算をするには?
6:00から9:00を引くような、結果がマイナスになる時間計算は、通常はできません。
6:00から9:00を引いた結果を「-3:00」と求めるには、メニューバーから[ツール]→[オプション]を選び、[計算方法]タブの[1904年から計算する]にチェックをつけます。
技-52
コメントに付く名前を定型メッセージに変える
セルには、付箋を貼るように「コメント」を付けることができます。
通常、コメントの1行目には、Excelをインストールしたときに入力したユーザー名が表示され、そのあとにコメントの内容を入力するようになっています。
しかしここでは、自動的に表示されるユーザー名をコメント内容に変更しました。
こうしておくと、複数のセルに同じ内容のコメントを付けたいときにコメント入力の手間を省くことができます。

メニューバーから[ツール]→[オプション]を選ぶ。「オプション」画面の[全般]タブを選択し、「ユーザー名」にコメントにしたい文字を入力。ここでは「手入力してください」と入れた コメントを挿入したいセルを選択し、メニューバーから[挿入]→[コメント]を選ぶ。左画面で入力したコメントが挿入される。一連の入力が終わったら元のユーザー名に戻しておこう。なお、右の画面のようにすべてのコメントを表示させておくには、メニューから[表示]→[コメント]を選ぶ
技-53
リストから選んで印刷する表を切り替える
シート上に複数の表があり、用途によって印刷する表を切り替えたい場合、通常はそのつど、印刷範囲を設定しなければなりません。
ここでは、印刷する表の名前を選ぶだけで、自動的にその表が印刷範囲になる仕組みを作ります。
最初にそれぞれの表に名前を付け、次にエクセルの印刷範囲「print_area」を切り替えられるようにします。
最後に、印刷する表の名前をリストから選択できるように設定します。

まず表を選択し、「名前ボックス」をクリックして、「担当者別」と名前を入力、[Enter]キーを押す。次に印刷範囲を選択して、こちらには「商品別」という名前を付ける メニューバーから[挿入]→[名前]→[定義]を選び、「print_area」と入力。「print_area」とは印刷範囲のこと。「=INDIRECT($C$13)」と入力。$C$13は表の名前を入力するセルだ

表の名前を入力するセル(ここではC13セル)を選択し、メニューバーから[データ]→[入力規則]を選ぶ。[設定]タブの[▼]→[リスト]を選び、[元の値]の欄に「商品別,担当者別」(カンマは半角)と入力して、[OK]をクリック C13セルをクリックすると、[▼]ボタンが表示される。これをクリックすると、左画面で入力した表の名前がリスト表示される。リストから印刷したい表を選択する。これで印刷範囲が設定される。このあと印刷操作を実行すると選んだ表だけがプリントされる
技-54
ツールバーのボタンを大きくして見やすくする
ツールバーのボタンは大きく表示できます。
ボタンを拡大するには、メニューバーから[表示]→[ツールバー]→[ユーザー設定]を選び、[オプション]タブの[大きいアイコン]にチェックを付ければいいわけです。