事故報告ごまかしの疑い…炭鉱事故「行方不明260人」説も=中国 2010/03/31(水)...

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事故報告ごまかしの疑い…炭鉱事故「行方不明260人」説も=中国
Y!【社会ニュース】 【この記事に対するコメント】2010/03/31(水) 12:20

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28日に山西省内で発生した浸水事故で、坑内に閉じ込められているのは公式発表の153人よりはるかに多いと主張する、同炭鉱従業員の証言が相次いでいることが分った。公式発表は153人。新華社が伝えた。中国では当事者による事故報告のごまかしが多く、同事故の発表でも不審の念が高まっている。
事故があったのは、山西省運城市に属す県級河津市内の華普公司王家峰炭鉱。掘り出した石炭でコークスを生産し、余熱で発電なども行う循環経済型の国家承認プロジェクトとして事業は進められていた。事故発生の約3時間前に漏水が発生したが、無視して作業を進めていたところ、午前1時40分ごろに大規模な浸水が発生した。
発表によると事故当時、坑内には作業員ら261人がいた。108人は脱出したが、153人が取り残された。浸水が発生したのは、ほぼ水平方向に掘り進めていた坑道で、当初は「天井部分などに空間が多い。生存の可能性は高まるはずだ」などとの見方もあったが、地上からは連絡がとれない状態が続いている。
一方、閉じ込められている人数は公式発表の153人より、はるかに多いと証言する従業員が相次いでいる。「作業は1チーム50から70人で行う。炭鉱全体で180平方キロメートルの大きさだ。坑道には、どれだけ残っているか分らない」、「4チームを管理していた責任者がいるが、1チームしか戻れなかったという」などの声がある。
日曜日の深夜、炭鉱幹部が「実際には260人以上が取り残された」と言っているのを立ち聞きしたと証言する女性従業員もいる。
中国では、2007年8月17日に華源鉱業公司が保有する山東省の新〓炭鉱で浸水事故が発生し、172人が坑内に取り残された。9月7日、当局は「専門家の意見を総合した結果、生存の可能性はないと判断」として、捜索を打ち切った。(〓はさんずいに「文」)
写真は王家峰炭鉱で勧められている、坑内から水を抜き取る作業。(編集担当:如月隼人)