中国専門家「地震予知で、わが国は日米よりも進んでいる」 2010/04/15(木) 11:...

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中国専門家「地震予知で、わが国は日米よりも進んでいる」

Y!【社会ニュース】 【この記事に対するコメント】 2010/04/15(木) 11:51 写真を大きくする   中国地震局地質研究所の高建国研究員は14日、中国の地震予知は国際的にみても極めて高い水準で、日米よりも進んでいると述べた。同日早朝に青海省で大規模な地震が発生したことを受けての発言。国民の不安を取り除く意図もあったと考えられる。高研究員は国家減災委員会の専門家委員も務めている。環球網が報じた。

関連写真:そのほかの青海省地震(2010年)に関する写真(123件)

  高研究員によると、中国は過去40年の間に中期?短期の地震発生予報を77回行った。成功したのは20回以上という。

  中国の場合、地震予知を専門家の仕事だけにせず、一般大衆を広く動員していることが特徴だ。地下水位や生物の異変などの情報を収集し、地震予知に生かしている。1074年2月4日に遼寧省を中心に発生した海城地震(マグニチュード7.3)では直前の予知に成功。被害を大幅に減少することができた。

  高研究員は、中国の場合、専門科?一般大衆?政府が三位一体になり地震予知を進めていることが、大きな強みと述べ、「米国や日本のような技術先進国でも、中国のような方式は実現できない」と主張した。

  写真は4月14日早朝に青海省で発生した地震の被災者。住む家が存外を受け、同日夜は野宿した。

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◆解説◆
  中国が地震予知で大きな成果をあげてきたことは事実。ただし、高研究員の説明にもあるように、「かなりの確率で地震の可能性」と予知した場合でも、的中率は3割以下にとどまっている。

  海城地震で被害を大幅に抑えることができた最大の要因は、産業活動などを強制的に止めさせて、地震発生のために人々を「待機」させたことだった。

  しかし、改革開放が始まって経済最重視の社会になったことで、以前と同程度の確率で「地震予知」を発表することは、極めて困難になった。はずれた場合の損失をめぐり、責任問題に発展しかねないからだ。

  北京市内のあるラジオ局は1990年代後半、専門家による地震予知を報道したため、局長が政府に呼び出され、さんざん「油を絞られた」。「差し止め」の指示を受けていたが、誤って放送してしまったためという。(編集担当:如月隼人)